セル画の査定方法とポイント、高額買取となる人気アニメ作品をご紹介致します! 

絵巻本舗ではアニメ、イラストに関するグッズを専門に買取しておりますが、タペストリーや抱き枕カバーなどの一般的に発売されるグッズから、版画や浮世絵などの高価な作品も取り扱っております。

その中でも専門店でないと取り扱いが難しいと言われているのが「セル画」と呼ばれるアイテムです。

そもそもみなさんセル画って馴染みありますか?

2000年生まれ以降の方はもしかしたら聞いたことがないかもしれませんが、めちゃくちゃ希少性の高いグッズのひとつとなっており、その分査定もかなり知識がいるシロモノとなっています!

それでは本日は私スタッフBが、絵巻本舗が誇るセル画の査定についてとその評価ポイントについてご紹介致します。

そもそもセル画ってなんでしょう?


2023年現在、日本のアニメは大きく春・夏・秋・冬の4シーズンに区切られており、一年を通して250~300本ものアニメが作られています。

そして現在多くの制作スタジオが通称「デジタル作画」と呼ばれる制作方式を取り入れて作業効率化を図り、一部もしくは全てのアニメーションがデジタル彩色や3DCGなどのデジタル環境を駆使して作られていますが、昔はこの作業が全て手書きで行われていました。

アナログ環境の時代ではセル画と呼ばれるものが多く使われており、セル画とは1970年代~1990年代頃にかけて使用されていた透明なシートの事を指し、これを利用する事により背景や顔のパーツなどの一部の作画を使いまわせるという利点がありました。
(これ以前は背景を含めて全て1枚1枚手描きだったというのだからさらに恐ろしいですね…!)

つまりセル画時代のアニメ制作は最初に絵コンテが作られ、次に原画が描かれ、さらに描かれた原画をトレスマシンでセルに転写を行い、そこから動的な動きの部分がセル画として沢山作られるといった製作工程となっていた訳ですね!

1990年代以降はデジタル技術の発達やセル画用セルの生産中止などの理由からパソコンを使用したデジタル彩色が徐々に普及し、1997年から2002年の間にかけてセル画は徐々に数が減少、現在セル画を使用している所はほとんどないと言われています。

日本で最後までセル画が使用されていたと言われる「サザエさん」も2013年9月の放送を最後にデジタル環境に移行したそうなので、2000年以降に生まれた方の多くはデジタル彩色を使用したアニメを見て育ったことになりますね。

つまりまとめると、セル画とは昔のアニメで使用されていたプロ現場で使用されていた制作アイテムで、2002年以降数を減らしている今となっては珍しい品という事です!

【余談:今のアニメってどこまでがデジタル作業?】
ちなみに現在のアニメ制作会社がどこまでデジタル化で進行しているかはスタジオによって様々で、多くのところは原画などは鉛筆など手作業で行う所が多いようです。

デジタル彩色以外でパソコンを使った作画と言うと3DCGが思いつきますが、2010年頃までは3DCGを使用するアニメと言うのは珍しかったのに最近では数が増えてきましたね。

ここ最近では「キングダム」や「ゴブリンスレイヤー」「幼女戦記」の軍勢シーン、「鬼滅の刃」の戦闘シーンや無限城なんかもCGが使用されていたり、「ベルセルク」も劇場版から3DCGを使い始めて最新シリーズは前編3DCGとなりました。あと忘れてはいけないのが2017年に放送されて大きな話題になった「けものフレンズ」、あれも3DCGアニメーションで衝撃的でした!

そして3DCGを使用したアニメーションは少し独特な雰囲気があり「少し苦手…」って人も多いようですが、3Dアニメーションをセルアニメの作画に寄せる「セルルックアニメーション」という技法があり、これによりセル画の頃に馴染んだ作風に寄せるといったアニメも増えてきているそうですよ。

セル画ってどこで手に入った?


さてそんなセル画ですが、昔は何百円とかそこらのとても安い値段で購入する事が出来たり、VHSの予約特典だったり、試写会で配布されていたり、関係者から普通に貰ったり出来たそうです。(ただし、売っている場所は非常に限定的でした)

制作会社としてもセル画は1つのアニメを制作する毎に大量に出てしまい、さらにいつまでも所持している訳にもいかないので、(売れるものを大量に持っていて資産として扱われてしまったという話も…)会社的にも手放してしまいたかった訳ですね。

1988年頃から、今までマイナーだった「セル画が欲しい!」という人が大量に出始めて値段が上がり始めたそうで、ついに高額で取引されるコレクター品の仲間入りを果たしたと言われています。

セル画は基本的にプロの現場で使用されていた1点物かつ非売品のコレクションとなるので、瞬く間にファンの間で需要が高まってしまったのは必然と言えるかもしれませんね!

セル画の人気って何で決まる?


それではいよいよ絵巻本舗のセル画の査定についてご紹介致します!

セル画の価値が大きく左右されるポイントはやはり何と言っても「何の作品か」という部分と「どのセル画か」という部分でしょう。

「何の作品か」という部分についてはもちろん、「ONE PIECE/ワンピース」や「ドラゴンボール」「銀河鉄道999」など人気の高い作品であればその分価値が高くなるという事ですが、「どのセル画か」という部分については詳しいお話が必要となります。

【セルの種類について】


実はセル画ってめちゃくちゃたくさんの種類があって、その中でも人気の高いセル画というのが明確に存在します。

さあここでひとつみなさんに質問です!みなさんが「お気に入りのアニメのセル画を貰える」としたら、どのシーンのセル画が欲しいでしょうか!?

オープニングやエンディングのセル画でしょうか?名シーンと呼ばれるお気に入り部分のセル画でしょうか?前半パートと後半パートの間のアイキャッチのセル画でしょうか?変身シーンのセル画もめちゃくちゃいいですね!人によってはロゴやタイトルのセル画が欲しいという方もいるかもしれませんね。

そして今上がったシーンは…全てファンの間で人気が高いセル画となっており、「オープニングセル」「エンディングセル」「アイキャッチセル」「BANKセル」「アバンタイトル」と言った具合に名前が付いているんです。みんなが欲しいと思うセル画って結構被ってしまうんですね。

こういった特に作画が丁寧に(OPやED・変身BANKなんかは同じものを何回も使いますからね)作られているものや、誰もがパッと思い浮かべる作品の象徴的なシーンなどは査定の際にも大きく値段が跳ね上がります!

また、ジブリ作品のような映画のセルは「劇場版セル」、大きいサイズのセル(通常268mm×228mm)は「中判セル・大判セル」と呼ばれて珍しい部類となっているほか、背景付きのセル画セットなどは普通のものより希少な分、値段が高くなりやすいですね。

逆に上記以外の一般的なセルの事は「スタンダードセル」と呼ばれ、ファン同士や買取店などでやり取りされているセル画の多くがこちらに当たるでしょう。

セル画の査定って何が難しいの?


じゃあセル画はアニメ詳しいスタッフであれば「このシーンは人気が高いはずだから〇〇円!」という風に査定出来るのであるかと言われれば、そう簡単な話ではありません。

セル画というものは基本的に非売品の一点物の扱いとなっており、美術品でも何でも一点物というのは贋作(ニセモノ)が出回りやすいのです。

セル画の複製画は「オコシ」と呼ばれ、セル画がファンの間で高額で取引されるようになってから出回るようになりました。

そして非常に困った事にオコシを製作する偽造業者には現場で働いていたスタッフやプロが混じっていることがあったり、素人目には判断が難しい機械での複製もあるので、そうなると区別をつけるのが非常に難しくなってきます。

そのためセル画の査定の際には希少性の高いセル画であればあるほど、本物かどうかを判断できる鑑定眼が必要になり、そういった部分をしっかり見極めるのもセル画の査定ポイントのひとつとなっております。

ですのでセル画をお売り頂く際にはそのセル画が本物だと分かるような、正式な販売店(制作スタジオとセル画販売店が直接契約を結んでいる所もあります)での購入が証明できるものや、動画付き(原画とセル画がセットになっているもの)、組セル(関連セルが連なっているもの)といったものは、「本物だ」という証明がしやすいのでその分価値が高くなっています。

セル画の状態について


査定の際にはセル画の状態も大事な評価ポイントの一つとなります。

しかし、セル画は日光に弱い上に使用している塗料によって劣化がしやすかったりするので、保存の難しいアイテムとしても有名です。
(ビニールに入れて保存していたら中で溶けてくっついてしまったなんて話も有名ですね)

さらにさきほど「動画付きセル画」や「組セル」をご紹介しましたが、これも場合によっては溶けてくっついているケースが珍しくありません。

もちろん状態が良ければ良いほど好ましくはあるのですが、セル画などの現場で使用されていたものにつきましては多少の劣化や汚れは付きもので、「書き込み」などの部分は逆に評価ポイントとなる可能性となり、さらに原画と引っ付いてしまったセル画などは「もはやそういう物」として扱うケースもあります。(ここらへんの需要があるかという見極めも非常に難しいポイントですね)

しかし状態が良いに越したことはないため、セル画を売ることを検討されているお客様や「いずれ売ろう…」と考えているお客様は保存の際、セル画は極力パラフィン紙や和紙を表面側に使用し、ビニール袋で密閉、さらにクリアファイルなどに入れて、日光/蛍光灯が当たる・高温・多湿の場所は避けて冷暗所で立てて保管しておきましょう。また、定期的に陰干しを行いセル画を風に当ててビニールも替えるとより効果的です!

そしてお売りになる際にはセル画の劣化が少しでもなくなるよう、なるべく早めにお近くのアニメグッズ専門店にご相談するのをおススメ致します。

セル画が人気のアニメ作品をご紹介


それでは最後にセル画が人気の新旧アニメ作品をご紹介致します!

あくまで人気高い作品の傾向で、「どのシーンのセル画か」といった部分や証明物の有無・保存状態によっても買取価格は変動しますので、ご参考程度にご覧ください。

スタジオジブリ関連
・「天空の城ラピュタ(シータ・パズー・)」
・「となりのトトロ(サツキ・メイ・トトロ・ネコバスなど)」
・「耳をすませば(月島雫・バロンなど)」
・「風の谷のナウシカ(ナウシカ・巨神兵など)」
・「魔女の宅急便(キキなど)」

その他作品
・「ONE PIECE/ワンピース(ルフィ・シャンクス・ゾロ・ナミなど)」
・「銀河鉄道999(メーテル・鉄郎など)」
・「聖闘士星矢(ペガサス星矢・キグナス氷河・ドラゴン紫龍・サガなど)」
・「ドラゴンボール(悟空・ブルマ・セル・悟飯など)」
・「宇宙海賊キャプテンハーロック(ハーロックなど)」
・「(初代)ポケットモンスター(サトシ&ピカチュウ・ムサシ&コジローなど)」
・「(劇場版)機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙(アムロ・シャアなど)」
・「北斗の拳(ケンシロウなど)」
・「セーラームーン(月野うさぎなど)」
・「スラムダンク(桜木花道など)」
・「新世紀エヴァンゲリオン(綾波レイ・アスカ・シンジなど)」

まとめ


というわけで、通常のアニメグッズとはちょっと変わった特徴や査定方法となる「セル画」いかがだったでしょうか。

あくまで上記でご紹介したポイントなどは一般的な例となるため、実際にお客様がお持ちのセル画の中にはとんでもない価値を秘めたものがある可能性もございます!

そういったセル画をお売りになる際に専門店でない買取店にご依頼してしまうと、セル画の本当の価値が分からずに安い価格での査定となってしまうケースも珍しくありません…。

絵巻本舗ではセル画について専門知識を持ったスタッフチームや、長年古書・古美術品の鑑定に携わっているプロの鑑定眼を持つ店主がお客様のセル画をはじめとするアニメグッズのご依頼をお待ちしております。

「状態が悪い」「本物かどうか分からない」「大量のセル画がある」「他の買取店で大した値段にならなかった」などのセル画につきましても、絵巻本舗がしっかりと1点1点状態を含めて確認させて頂き、確かな価値のものであれば適正価格で買取させて頂きます!

セル画をはじめとするアニメグッズの買取はアニメ買取のエキスパートが揃う、絵巻本舗にぜひおまかせください!