アールビバン・軸中心派・アールジュネスって何!?【オタクが簡単解説】

今をときめく現代版画の金字塔「アールジュネス」
関連用語として、よく出てくるワードに下記のものがあります。
・アールビバン
・軸中心派

wiki見てもよくわからん!
「アールビバン」「軸中心派」「アールジュネス」って何が何でどういうことなんだろう??
と思う方も多いはず。

わたくしスタッフBも絵巻本舗で学ばせていただいていなかったら、ここまで深い知識にはならなかったと思います。
早速わかりやすいように掘り下げて行こうと思います!レッツ&ゴー!

■アールビバンとは

アールビバンはアールビバン株式会社のことで、絵画販売やイベント制作をメインの事業とするジャスダック上場している巨大企業です!

その会社の中にアールジュネス、軸中心派、などのブランドがある感じですね。

沿革はすさまじく、
イルカで有名なアメリカの巨匠作家「クリスチャン・ラッセン」と日本独占契約!
その後には、今まで発売した全てのファイナルファンタジーのイメージイラストやキャラクターデザインを手がけられている天野喜孝先生と版画独占契約、その後手塚治虫とギャラリー展覧会を開催、など華々しい活躍をしてきました。

そしてその後、子会社「株式会社e・ジュネックス」を吸収合併。

当時からオタクの間ではアールジュネスの前身(?)の「ジュネックス」という名前は広まっており、エロゲガチオタだった私も、その名前は知っていました。
グッズ?複製原画?ヤバいとこがある!みたいなイメージで、当時はよくわからずとも名前だけ知っていた感じでしたが、こんなに大きな波の中にあったとは!!!!!
最近になって色々繋がりました。

今ではこの「ジュネックス」の名称はメンバーシップとして残っているようです。

■アールジュネスとは?

アールジュネスは、上記のアールビバンの項目でも触れましたが、
アールビバン株式会社の事業部、及びブランドの1つです。
主に版画作品を取り扱っています。

国内での現代版画製作・販売ではほぼ1強。アニメイラスト中心の版画の第一人者で、独壇場です。

とにかく作品力がめちゃくちゃ高いです。
(漆職人とのコラボで着物のアニメキャラが超最高にかわいく演出されていたり、、紙以外のキャンパスに作品の印刷をしていたり、、)
何故版画は高いのかのコラム記事も是非!

アールジュネスは絵師のレーベルにもなっており、所属している絵師との独占契約(等)を結んでいます。
(版画のみの場合や、同人即売会・ゲーム作品を除くグッズ販売提携など、契約形態は作家さんに合わせて多岐に渡るようです)

基本的には所属している作家(絵師)の版画のみを企画製作販売しているブランドですが、一部の特別な複製原画を取り扱ったり、攻殻機動隊やアニメ作品などとのコラボも行っていることもあります。

展覧会会場では、アニメ系のイラストだけかと思いきや、一部風景画の版画販売などもされていて(mocha先生等)、スタッフに相談するとそういった作品がバックヤードから出てきたりもするので、絵画・版画ファンも楽しめるかもしれません。

東京だと秋葉原のサイゼリヤのビルに、展覧会会場があります。
⇒アールジュネス展覧会・潜入レポートも準備中!

他には愛知県名古屋、大阪府日本橋、福岡県天神に直営店をもっております。
(状況によって店舗情報は変わっているかも知れないので、間違っていてもあしからず!)
それだけではなく、九州から北海道まで、地方でもホールなどを貸し切って版画展覧会が行われていたりします。

好きな絵師さんの生版画の圧力(魅力)はすごいので、ぜひ会場に見に行くことをオススメします!
アールジュネスの版画の値段は30万〜50万、高いものだと100万円したりするのですが、
ダ・ビンチの最高額の絵なども510億円したりしますし、絵の価値ってなかなか一概には言えないので難しいですね。
大好きな絵師の先生の最高傑作の版画ともなれば、高くても買いたくなってしまいます…!

■軸中心派(通称:軸中)とは?

軸中(軸中心派)、はオタク界隈では「あの絵師って軸中だっけ?」みたいな感じでよく使われます。

アールジュネスと契約している作家の多くが、軸中心派からタペストリーやグッズなどを販売しているので、軸中だよね?という質問は、アールジュネスの作家だったよね?みたいな質問、となります。
【軸中だよね?≒アールジュネス所属or契約の絵師だよね?】
という感じです。わかりにくかったらすみません。。(オタ特有のわかりにくさあるかも涙)

公式的に「軸中心派」とはなにかしっかり調べてみたところ、3つの説が浮上してきました!

1、軸中ってなに?とアールジュネスのスタッフに聞いてみた
⇒うちに所属している先生の、グッズを取り扱うブランド(版画を除く)と回答いただきました!

2、公式サイトのバナー
⇒複製原画等のブランドと記載がありました!

3、アールビバン会社沿革
⇒タペストリーのブランドと記載がありました!

なんとそれぞれの公式の見解が違っており、ふわっとしていますが、版画以外のグッズ製作販売をしているのが実態ですので、そのような認識で大丈夫かと思います!

ちなみに、アールジュネスはアールジュネス事業部がありますが、軸中心派には軸中心派事業部はないそうです。
以上、となります!

総括

いかがだったでしょうか。違いなどわかりましたか?
みなさまのオタ活ライフの一助になったら幸いです。

ありがとうございました!